打撲(打ち身)
✅倒した後、痛みがひどくて歩けない
✅患部を触ると強い痛みを感じる
✅湿布を貼っても痛みが改善しない
✅医療機関にかかっているが痛みが引かない
打撲(打ち身)とは
打撲は体のいたることろで起こる可能性があり、受傷したときの対処法も部位によって違います。特に頭や目といったところに衝撃を受けると、より重症な症状になる可能性もあるため注意が必要です。
※頭部・眼・歯などを強く打った場合は、設備の整った医療機関を受診してください。
原因
打撲は以下のような状況で起こりやすいといえます。
●転倒
打撲(打ち身)の原因として多いのが、転倒して身体のどこかを強打することによるものです。特に歳を重ねると足腰が弱わりバランスを崩しやすく、何もないところでも転倒してしまいうことがあるので注意が必要です。
●何かにぶつかった衝撃
どこか硬い場所に身体の一部をぶつけたり、身体に強い衝撃を受けたりすることによっても打撲や挫傷は生じます。動線上にはなるべく障害物を置かないなど、打撲・挫傷を防ぐためには生活の中でも工夫をすることが大切です。
●スポーツ中の接触
バスケットボールやラグビーなど、相手と接触する機会の多いスポーツ(コンタクトスポーツ)も打撲や挫傷を起こしやすいといわれています。試合中に限らず練習中でも打撲・挫傷のリスクがあるため、細心の注意を払いながら競技を行う必要があるでしょう。
●ケンカやふざけ合いのとき
対処方法(PRICES処置)
PRICES処置とは、肉離れや打撲、捻挫など外傷を受けたときの基本的な応急処置方法。 PRICES処置とは、Protect(保護)、Rest(安静)、Icing(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)、Stabilization/Support(安定・固定)の6つの頭文字を取った処置です。早期にPRICES処置を行うことで、内出血や腫れ、痛みを抑え、回復を早める効果があります。
・Protect(保護)
【目的】
・安全確保
最も最初に行うことは、ケガ人の保護、受傷部位の保護に努めます。スポーツ中にグラウンドやコートで負傷した場合、十分に注意を払いながら速やかに安全な場所に移動させましょう。
・Rest(安静)
【目的】
・内出血や腫れ、痛みの抑制
・損傷部位拡大の防止
患部を動かさないように添え木や固定をして安静にする事です。無理に動かしてしまうと悪化してしまう可能性があります。
・Icing(冷却)
【目的】
・内出血や腫れ、痛みの抑制
・筋緊張緩和
・患部代謝低下による炎症の抑制
氷などを患部に当てて冷やすことにより毛細血管が収縮し、腫れや内出血を抑えてくれます。アイシングを実施すると、①強い冷感 ②灼熱感 ③疼痛 ④感覚消失の順で感じ、感覚が消失するまでに約15~20分と言われています。感覚がなくなったらアイシングを終了するようにしましょう。※氷ではなく保冷剤を使用する場合は凍傷になる可能性がありますのでご注意ください。
・ Compression(圧迫)
【目的】
・内出血や腫れの抑制
包帯などで圧迫することにより出血を最小限に止めることが目的です。注意点は包帯をキツくしめてしまうと血が行き渡らなくなり循環障害が起こることです。この時に血流が止まってしまわないように、皮膚や爪の色、感覚などを確認するようにしてください。圧迫をしている場所よりも先にしびれが出たり色に変化がある場合はすぐにやめましょう。
・Elevation(挙上)
【目的】
・内出血や腫れの抑制
患部を心臓よりも高い位置にすることで心臓に血が戻りやすくなり腫れにくくなります。睡眠時には下にクッションなどを入れて高い位置をキープすることで腫れが早く収まりやすくなります。
・Stabilization/Support(安定・固定)
【目的】
・痛み・腫れ・炎症の抑制
・組織回復期の初期において有効
患部を固定して安定に保つことで、筋肉、腱、靭帯などの修復がとても効果的に行われます。 軟部組織損傷(ねんざ・だぼく・肉ばなれ等)の場合、安定・固定が冷却・圧迫とともに 内出血・腫れ・痛み・炎症の抑制に効果があります。骨折、脱臼の場合でも、安定・固定は欠かせない要素です。
※必要以上の長期固定を行うと、関節可動域低下、筋力低下、骨萎縮等の後遺症が残る可能性があります。また、患部周囲組織の二次的損傷を引き起こすこともあるので注意が必要です。
一般的な治療(施術)方法
当院の施術について
その方が本来持つ「体質」+現在の「内臓の疲れ具合」をもとにツボをとりアプローチしていきます。アプローチすることで、早期に炎症を抑えることができ腫れや動作時痛の軽減が見込まれます。大会が近い、仕事で動くのがつらいなど、早期に改善されてい方はぜひ一度、お問い合わせください。