鵞足炎(がそくえん)
✅太もも・膝の内側に痛みが出ている
✅走ったりジャンプすると強い痛みを感じる
✅運動時、運動後に膝の内側が痛む
✅階段の昇り降りで痛みが出てくる
✅屈伸運動をするとひざの内側に違和感がある
目次
鵞足炎(がそくえん)とは
一般的には知られていませんが、膝の内側(脛骨上部:脛の骨の上端部辺り)にある部分で見た目がガチョウの水かきのように見えるので「鵞足」と呼ばれています。この鵞足部が炎症を起こす疾患を「鵞足炎」といいます。
鵞足を構成する筋肉は3つあり、また膝が曲がるときに働きますが、股関節の動きにも関係しています。
1、縫工筋
股関節の屈曲・外転・外旋:胡坐をかく動き
2、薄筋
股関節の内転・屈曲:脚を内側に入れる動き
3、半腱様筋
股関節の伸展:脚を後ろに蹴る動き
このように、それぞれの筋肉が股関節の動きに関係するため、鵞足は下半身の動きの大半で負担がかかることになります。そのため鵞足炎を起こしやすくなります。
鵞足炎になってしまう原因
鵞足炎は、膝の曲げ伸ばし動作の繰り返しにより、鵞足部に付着する筋肉の腱と脛骨上端部が摩擦することで炎症が発生します。スポーツや日常生活の中で使い過ぎ(オーバーユース)、ウォーミングアップ・クールダウン不足、負担のかかる姿勢(猫背やО脚、X脚)などが原因として挙げられます。
施術(治療)方法
よくある質問
- 接骨院と整骨院の違いは?
- 「接骨院」と「整骨院」は呼称が異なるだけで、どちらも国家資格を持った柔道整復師が開業した施術所になります。
国家資格保有者が施術を行うため、保険診療(療養費)が認められています。そのため、各種健康保険、労働災害保険、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)、生活保護が使用可能になります。
なお、整体院・カイロプラクティック院は、国家資格がない施術者も働いており、施術に保険を使用することができないため全額実費になります。
- 接骨院(整骨院)と整体院の違いは?
- 接骨院と整体院の大きな違いは、「健康保険」を適用して施術できるかどうかです。
【接骨院とは】
柔道整復師という国家資格を有した者が日常生活やスポーツで発生するケガ(骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷)に対して施術を行なうところになります。
また、労働災害保険・生活保護・災害共済給付制度(学校保健)・自賠責保険適用の症状に対しても施術をすることが可能です。
【整体院とは】
整体院は、特別な資格を持っていなくても施術が可能な場所です。そのため、明日からあなたが整体師として働こうと思えば、働くことは可能ということになります。
また、最近では整体院でも資格を所持している場合もあります。このような場合では、慢性的な症状(肩こりなど)を中心に施術をしていることが多いです。
整体院は、「健康保険」は適用外のため、完全実費になります。そのため、1回5,000円~10,000円程度になることが多いです。
- 接骨院(整骨院)の施術内容はどこも同じでしょうか?
- 「一部」は同じになります。
健康保険を使用した施術内容は、どこの接骨院(整骨院)も同じになります。施術内容は、電気(6~10分)、温めたり冷やしたり、手技(2~3分)を行い終わりになります。そのため、「健康保険のみ」での施術ではどこで施術を受けてもあまり違いがありません。
違いが現れるのが保険範囲外での施術内容になります。
保険外施術を受けることでより自然治癒力をさらに上げることにより、お怪我の早期回復へ促します。
- 鍼(はり)やお灸は保険適用になりますか?
- いいえ。
以前は、医師の同意書をお持ちの方は保険施術を行っておりましたが、現在は自費診療のみになります。