多汗症(全身・頭・脇・手・足)
✅ 手のひらや足の裏から、気づけばびっしょり汗が出ている
✅ 人と握手するのが怖い・書類がぬれてしまう
✅ 顔や頭から急に汗が流れ、外出先で恥ずかしい思いをした
✅ 病院で「異常なし」と言われたが、汗の多さは変わらない
✅ 更年期が始まってから急に汗が増えた
✅ 漢方・他院での鍼灸を試みたが、あまり変化を感じられなかった
✅ 夏場の薄着の時に脇汗(汗ジミ)が気になる
目次
多汗症とは?基礎知識と最新データ
多汗症の定義
多汗症の有病率(疫学データ)
日本皮膚科学会の診療ガイドライン(2023年改訂版)によると、日本国内の原発性局所多汗症の有病率は以下のとおりです。
|
部位 |
有病率(推定) |
| 手掌(手のひら) | 約5.3%(約677万人) |
| 腋窩(脇の下) | 約5.75%(約720万人) |
| 頭部・顔面 | 約4.7% |
| 足底(足の裏) | 約2.79%(約349万人) |
| いずれかの部位 | 約12.8%(約1,600万人) |
▶ 参考:日本皮膚科学会「原発性局所多汗症診療ガイドライン 2023年改訂版」
約8人に1人が何らかの多汗症症状を持ちながら、医療機関への受診率はわずか6.3%という調査結果もあります。多くの方が「体質だから仕方ない」とあきらめている現状があります。
多汗症の種類と分類
原因による分類
【 原発性多汗症 】
明確な基礎疾患がないにもかかわらず、汗腺が密集した部位に過剰な発汗が起こるもの。
遺伝的要因・自律神経の乱れ・ストレス・ホルモンバランスの変化などが関係すると考えられています。
原発性多汗症の診断目安(以下の項目が複数該当する場合):
・家族に同様の症状がある(家族歴)
・26歳以下で発症した
・左右対称に発汗する
・睡眠中は汗が止まる
・週に1回以上の多汗エピソードがある
・発汗が日常生活に支障をきたしている
【 続発性多汗症(二次性多汗症) 】
神経性疾患や感染症、糖尿病、低血糖、内分泌代謝異常、末梢神経障害、精神的緊張、Frey症候群など原因となる病気がある場合のほか解熱剤や向精神薬、ステロイドといった服薬中の薬の副作用などによるものも考えられます。
発症部位による分類
| 分類 | 特徴 |
|---|---|
| 原発性手掌多汗症 | 手のひらからの大量発汗。握手・ペン・鍵盤操作などに支障 |
| 原発性足底多汗症 | 足の裏からの発汗。靴の中が蒸れ、臭いや水虫の原因にも |
| 原発性腋窩多汗症 | 脇の下の大量発汗。衣服へのシミ・ニオイが生活の質を低下 |
| 原発性頭部顔面多汗症 | 顔・頭部からの発汗。人前での食事・会話中などに顕著 |
| 全身性多汗症 | 全身に広がる多汗。更年期・自律神経失調と関連するケースも |
多汗症と自律神経・脊椎の関係
なぜ自律神経が乱れると汗が増えるのか
脊椎(頸椎・腰椎)と発汗の関係
鍼灸と多汗症|研究・エビデンスの現状
国際的な研究・論文の動向
鍼灸と多汗症の関係については、海外を中心に複数の研究報告があります。
【主要エビデンス一覧】
| 論文・報告 | 内容 | 発表年 |
|---|---|---|
| Acupuncture for primary hyperhidrosis: case series(Acupuncture in Medicine) | 同一のツボを用いた原発性多汗症の3症例で、施術後に発汗量の減少と自覚的改善が報告された | 2013 |
| The autonomic nervous system: A potential link to the efficacy of acupuncture(PMC9772996) | 鍼灸が自律神経機能(交感神経の過活動の抑制・副交感神経の賦活)に有意な影響を与える可能性が複数の研究から示された | 2022 |
| Regulation of autonomic nervous system by acupuncture(PMC12644030) | 様々な経穴(ツボ)への鍼灸刺激が自律神経系に与える影響を体系的に検討した研究 | 2024 |
| The role of acupuncture in managing hyperhidrosis and vasomotor symptoms(Complement Ther Clin Pract) | 自律神経系の調節とニューロペプチドの制御を介した作用メカニズムの可能性が示唆された | 2025 |
| Total remission of primary hyperhidrosis following ear acupuncture(Acupuncture in Medicine) | 耳鍼(耳のツボ)による施術後に慢性的な原発性多汗症の完全寛解例が報告された | 2025 |
▶ 参考文献リンク:
Acupuncture for primary hyperhidrosis: case series(PubMed 23793090)
The autonomic nervous system: A potential link to the efficacy of acupuncture(PMC9772996)
Regulation of autonomic nervous system by acupuncture(PMC12644030)
The role of acupuncture in managing hyperhidrosis(PubMed 41765151)
Total remission of primary hyperhidrosis following ear acupuncture(PubMed 40757965)
⚠️ 免責表記:上記の研究はあくまで参考情報です。鍼灸施術の効果には個人差があり、すべての方に同様の結果が得られることを保証するものではありません。
一般的な多汗症の対処法との違い
医療機関での主な対処法
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 外用薬(塩化アルミニウム液) | 汗腺を塞いで発汗を抑制。市販品も存在 |
| 内服薬(抗コリン薬など) | 全身の発汗を抑制するが、口渇・目のかすみなどの副作用も |
| イオントフォレーシス | 水に手足を浸けて微弱電流を流す物理療法 |
| ボトックス注射 | ボツリヌス毒素で汗腺の働きを抑制。効果は数ヶ月〜半年程度 |
| 交感神経遮断術 | 外科的に交感神経を切断。代償性多汗症のリスクあり |
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